心理学から学ぶ【心の取扱説明書】

【スマホ育児】3歳にスマホを持たせちゃダメなの?なんで?

ポジ夫です。

 

「スマホ育児はダメ!」

よく言われますが、便利ですよねスマホ。実際に触らせているお母さんも多いでしょう。

子供にしても、2歳や3歳になれば「ここをスワイプするとこんな画面が出て~」などが感覚的にわかって、楽しいんですよね。

今回は、育児とスマホの関係を考えます。

子供を伸ばす使い方が見えてくるかも!

そもそもスマホ育児とは

電源を切って持たせるのはスマホ育児ではありませんし、紙で作って遊ぶのもスマホ育児とは呼びません。

実際の画面を触り、映像や音を操作する、

それを親が関与しない状況で行う、

それも、親が目を離した隙に十数秒間、ではなく、親が関わる代わりにスマホを操作することで時間を過ごす、それが「スマホ育児」。

2歳、3歳の「遊んで~!」はかなり強烈ですので、遊びあぐねてスマホを渡す、となりがちです。

私は1980年代の生まれで、スマホデビューは親になってからでしたが、若い時からずーっと使っていたら、子供に与えることにも抵抗は少ないでしょう。

ところで、事実はどうなのか?

調べてみると、子供に長時間使わせている家庭はかなり少ないようです。生後半年~6歳の子供の母親3,000人以上へのアンケート調査でも、分析メンバーの先生方が以下のような解説を寄せていました。

 

外遊びや絵本を読むなどの時間が減少しているわけでもなく、1 日の生活の中にバランスよくメディアを取り入れようと保護者が配慮している

 

「ゲームをさせる」といった一人で使用させる回答者は少数

 

参照:『第2回 乳幼児の親子のメディア活用調査』(ベネッセ教育研究所, 2017)

 

どうやら、考え過ぎることはなさそうです。

 

世の中のお母さん達、意識高い。すごい。

スマホ育児の何がダメなのか?

ただ、数は少ないとはいえ、よくない使い方をしているケースもあるわけですね。

 

ここでは、どんな状況が「よくない使い方」なのか、少し掘り下げます。

 

まず、「スマホ育児ダメ、ゼッタイ!」という意見は、主に2種類に分けられるようです。

1. 物理的にダメ、ゼッタイ!

これはスッと理解できます。

・ブルーライトが目に悪い

・イヤホンをしていて聴力が下がった

・散歩が減り、体力も低下

などです。

 

また、子供の使い過ぎの他に、親がスマホに集中してしまうことによる事故の危険も。

 

健康・安全に関わる部分ことは、やはり見過ごせませんね。

2. 精神発達にとってダメ、ゼッタイ!

例として、スマホアプリの話を。

 

バケモノから電話がかかってくるアプリをご存知ですか?

 

リンクは貼りませんが、知らない方のためにざっと説明すると、子供が着替えをしない、片付けをしない時などに使うソフトウェアで、起動するとバケモノからの着信画面になり、それを見た子供が怖がって言うことを聞く、というもの。

 

もし、これに頼り過ぎるようなことになるなら、それは「よくない使い方」かもしれません。

 

希望がないまま終わるのが主な理由でしょうか。

 

どういうこと?

 

この使い方では、子供がバケモノを恐ろしいと感じたまま生活しなければならず、心に悪い影響を与えかねないのです。

 

バケモノが子供を脅かす、というと、何もスマホの世界だけのことではありません。日本の伝統文化である「なまはげ」などがあります。

 

しかし、なまはげは最後に一緒にお酒を飲むことも含んだ行事で、いうなれば「仲良くなっておしまい」なのです。

 

一方、このアプリではそれがないんですよね。「怖がらせておしまい」です。

 

なまはげだけでなく、節分に父親が鬼をするにしても、怖がらせる人が直接子どもをケアできますが、アプリでは、バケモノに対して恐ろしいイメージを抱いたまま。

 

これ、かなりの心的負担だと思います。

 

想像してください。

 

ドアの陰から長い髪で白目を剥いた女の霊、もしくは血みどろの人食いゾンビがこっちを見ていて、それがフッと消えた…。

 

次の日からスッキリ楽しい気持ちで暮らせますか?

 

「スマホ育児」の、心に与える問題点をまとめると、心に寄り添えないということでしょうか。

ダメじゃない使い方もある?

スマホ育児は、やり方によっては身体にも心にも悪い影響がある、ということを見てきました。

 

ということは、ですよ。

 

ダメじゃない使い方もあるということじゃないですか。「ダメ」をクリアすればいいんですから。

 

物理的な問題については、光や音に気をつけ、事故が予防できるなら、スマホの使用に問題はないはず。

 

「長時間の使用は避ける」

「暴力的なシーンは見ない」

などを意識すれば解決です。

 

精神発達の部分はどうでしょう。

 

アプリの話が長かったですが、つまり子供が自分で考えることを援助するような使い方なら、問題はないです。

 

踊りに興味があれば、バレエの動画を観る。

 

海が好きなら、沖縄のダイビング写真をいくつか探してみる。

 

親子で会話しながらであれば、子供は世界をより広げられます。また、受け身になり過ぎないように親が会話をリードしていくのですから、考える力は失われません。

 

いずれにしろ、使い過ぎはダメですけどね。

我が家の場合

ニトリのベッドコーナーにディスプレイありますよね。商品の紹介映像がエンドレスで流れるだけの液晶画面。

 

当時2歳の娘がアレにタッチ&スワイプしていたのはいい思い出です。我が家の子供達のスマホとの付き合いは、このあたりで始まりました。

 

当時、スマホ育児というフレーズは生まれていませんでしたが、機械に頼りすぎる育児は何か危ない感じがする、と感じたできごと。

 

他の記事でもわかるように、うちは厳格にスマホ・PCを禁止しているわけではありません。それでも、子供が自分で考えることを援助するような使い方をしていきたい、が基本的なスタンスです。

どうすればいいか(インプロの視点)

子供を絶対に退屈させない、なんてのは無理です。

 

そう思えば、「ママ遊んで~!」と言われた瞬間にスマホを渡して…、なんてことは必要ないですよね。

 

確かに大変ですよ、未就学児のいるお母さんは。

 

僕は普段から「育児は究極にハードな仕事」のように言ってます。子供の意欲を強く育て、しっかりした道筋をつける、という育て方をしようと思ったら、こんなにしんどくてゴールのない仕事は他にないですから。

 

だから、スマホ育児になるのも、ものすごく理解できるんです。やっぱり少しはラクしたいですもん。特に夕方とか、他の大人に頼れない休日とか。

 

そんな時は、どんぐり遊びおすし屋さんのエントリも参考にしていただきたいのですが、

 

「スマホ育児」だって悪くないと思うんです。

 

ここでお伝えしたように、身体と心に配慮してスマホを利用していきましょう。基本さえ押さえていれば、いい感じのスマホ育児ができるはずですから。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ABOUT ME
ポジ夫
ポジ夫
現役幼稚園の先生。いかに意欲的な子供を増やすか考える日々。心理学、特にエリクソンが大好きで、日本で一番ライフサイクル・モデルに詳しいと言い張っている。恵まれた幼児期を過ごした能天気&超ポジティブ男だが、のんき過ぎてパートナーのミラ子に叱られてばかり(でも全然気にしていない)。